【登山】小3女子が黒部源流の山小屋で職業体験?(後編) – 大人は水遊びと宴会のゆる旅

目次

薬師沢小屋泊で水遊びと宴会のゆる旅 (2023年)

こんにちは、がくんちガクです。

前回の記事に続いて、夏休みに薬師沢小屋を訪問した記録の「後編」を書いてみました。前編では山小屋までのアプローチと、娘が山小屋のお手伝いを丸一日体験するところまでをご紹介しましたが、今回の後編では、大人達が赤木沢周辺で水遊びしてきた様子と、翌日の下山の様子をご紹介し、黒部源流旅の手記を完結させたいと思います。

👆 前回の記事(前編)

この記事は以下の2本の動画に関係します⇩
【北アルプス 黒部源流3】[薬師沢小屋_おとな水遊び編] いちばん緩い赤木沢の楽しみ方 – YouTube
【北アルプス 黒部源流4】[薬師沢小屋_下山編] 黒部の秘境から富山の街へ – YouTube

大人の水遊び編(赤木沢周辺)

娘は朝3時50分に集合して山小屋の朝食準備を手伝っているというのに、大人たちは(特に父親の私は)5時の朝食時間ぎりぎりまで爆睡。娘からどんなお手伝いをしたのかという自慢話を聞きながら朝食を取り、後片付けを手伝う娘を尻目に遊びに出掛ける準備を開始。

朝食後は薬師沢小屋から遊びにいく準備
 

今日の遊び場所は、沢屋の間で有名な赤木沢。日本屈指のデート沢の一つとも言われる癒し系の沢で、私も過去に遡行経験があります。

今回は山小屋に子供を待たせる状況のため、赤木沢を詰めてから登山道で戻るにしても、薬師沢左俣を下降して戻るにしても時間もかかり過ぎに思えました。それに現役ではない私には、自分を追い込んでクライマーズハイ(?)になるよりも、早々に宴会を始めることのほうが命題です。そこで、赤木沢で最も美しいと考えているF1とF2(最初と2番目の滝)で水遊びをしてピストンで戻るという、なんとも緩い計画を思いつきました。

そうなると時間に余裕があるため、途中のイワナ釣りにもそれなりに力が入ります。ちょっと竿を出す程度と言っていたはずなのに、結局、2時間近くも釣りをしてしまいました。私は渓流釣りの経験がとても長いため、釣りをするよりは最近の趣味を優先して動画撮影がしたいという欲求が勝り、仲間の撮影に徹します。

ぼちぼち竿をたたんで赤木沢を目指します。赤木沢に近づくにつれ、黒部川の様相も源流らしくなっていきます。途中のトラバースでドボンしながら、いい感じに緩い前進を続けました。

お約束のドボン。安全な場所だが濡れると寒い。

しばらくすると赤木沢の出合に到着。とても美しくて泳いだら気持ちよさそうな場所なのですが、水が冷たいので「もっと気分が盛り上がったら飛び込もうかなぁ」などと考えます。

出合のへつり(赤木沢の左岸)を超えると沢床の赤いナメとなり、すぐに最初の滝が現れます。この滝は、水に濡れながら直登するのが楽しいのでしょうが、まだ濡れる気になれないので左の岩壁(右岸)を登りました。

赤木沢のF1

F1を登るとすぐに美しいナメ滝が目に入ります。このナメは滑りやすいので注意が必要。特に下降する場合は足元に気をつけて。

F2ナメ滝の最上部

私たち一行は、ナメ滝を登ると予定どおりに同ルートを下降し始めました。

もし遡行を続けた場合、このナメ滝以降も綺麗なナメやゴーロが続くのですが、過去に遡行した際は最初のF1~F2あたりが新鮮すぎて、その後はあまり記憶に残りませんでした。覚えているのは、しばらく進んだ後の大滝の高巻き(特に難しくはないので、単に大きく高巻いたという記憶)と、沢が終わった後の詰めがとても美しい(そして長い)ということです。あくまでも私見ですが、赤木沢の脇に広がる赤木平は、雲ノ平を凌駕するのではないかというほど美しいと思っています。

F2からF1の最上部まで下ると、滝の落ち口にかけて深い淵になっていて、衝動にかられた仲間たちが飛び込みを始めました。私は相変わらずの撮影係。危険というわけではありませんが、F1の滝の落ち口(滝の最上部)への飛び込みなので、なかなか際どいシチュエーションです。

赤木沢の出合にある大きな淵まで戻ってから飛び込んだり泳いだりした後で、宴会目指して速足に薬師沢小屋を目指しました。

ヘルメットと鼻を押さえて完璧なガード

赤木沢の出合に戻って泳ぐ
 

薬師沢小屋に戻り小屋の皆さんと高級スイカを頂きながら、夕食時まで宴会を続けました。その間も娘は小屋のお手伝い(もどき)です。宴会の途中に有名トレイルランナーが通り、私たち酔っぱらいに絡まれるという事故にお会いになりました。

そういえば、朝方はプロ登山家の竹内洋岳さん(8,000m級の14サミッター)が、この小屋の外でしばらく遊んでみえました。どうやら、登山を通して子供達の心身を育成するプログラムをプロデュースされているらしく、雲ノ平を目指す子供たちに同行されていたようです。ノエビアグリーン財団の取り組みであると、別の引率の方から聞きました。

私が竹内さんを見たときは、同行の子供達が水遊びをする脇でテンカラ竿を振ってみえましたが、「ずいぶんスローアクションの竿だなぁ(もしかしてグラスファイバー製かな?)」と思いながらチラ見していたくらいで、その時はまさかあの竹内さんだとは思いませんでした。

小屋番のやまとさんの背後に有名トレイルランナー

下山編

水遊びに出かけた夜はいい感じに酔っぱらって爆睡。下山日の朝は朝食を食べた後で私だけ2度寝してしまい、ものすごくスローな朝の幕開けとなりました。時間をかけて気力を戻し、パッキングを済ませて山小屋を発つ準備をします。

山小屋の皆さんにお別れを言って小屋を後にするのですが、娘はお別れが照れくさいのか、うまく挨拶が言葉にできない様子。子供ってそんなもんですかね。

薬師沢小屋の知人たちには恒例の、看板との記念撮影。

疲労困憊でのんびり歩く父親を尻目に、元気よく登り返しを突き進んでいく娘。危ないから勝手に一人で抜け出してほしくないのですが、もはや追い付くことはできません。後で「一人になってはいけない」と指導しましたけど、歩けるようになった子供あるあるですよね。いつも山中での行動については言い聞かせてるんですけどねぇ。

下山はここからの登り返しが堪える

登り返しを終えると太郎平小屋が目に入って安心する

薬師沢小屋から預かった次回荷上げの発注書を太郎平小屋に届けた後で、のんびりと昼食の準備。ちょっと前に家族旅行で行った石垣島のお土産を調理します。この時、薬師沢小屋から戻られた女性の集団が娘のことを覚えていて、声をかけてくださいました。

山で沖縄そばは初めてだったけど美味しい
 

昼食後は元気よく下山するのですが、娘のによるノンストップの歌とおしゃべりが続きます。トトロの歌(さんぽ)を20回以上歌い続けていたのを聞いていた私は、本当に頭がおかしくなりそうでしたよ。

無事に折立に戻り、銭湯を目指して車を発進。時間も遅くなったので、富山に泊まって翌日帰ることに決定です。急いで探したゲストハウスに泊り、これまた急いで探した居酒屋で締めの宴会。相変わらず富山の魚と米は美味で、娘が特にアジフライにぞっこんでした。大人達もここで頂いたアジフライには驚きましたよ。

翌朝は富山県富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)にある、スターバックスでコーヒーを飲んでから富山市を出発。このスタバは10年ほど前には世界で一番美しいスタバとして名を馳せた店舗です。ちょうど昼前だったので、帰路の途中にある富山ローカルの回転ずし(回らない回転ずし)にも立ち寄って開店待ちの列に並びました。さすがは富山ローカルだけあって絶品でしたよ。

最後に

今回の山旅では、薬師沢小屋の皆さんにたいへんお世話になりました。娘は来年も薬師沢小屋まで歩く気満々です。娘に貴重な成長の機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

ガク

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