【登山(伊予ヶ岳)】冬は房総のマッターホルンが楽しい

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娘と伊予ヶ岳に登りました

こんにちは、がくんちガクです。

房総のマッターホルン異名を持つ千葉県の伊予ヶ岳に、娘と二人で登ってきたので記事に残したいと思います。房総というと低山ばかりのイメージですが、中にはこんなスリリングな山もあるんだなと認識を新たにしたところです。【(注)本記事は一部の広告を掲載しています】

今回の動画はこちら⇩

伊予ヶ岳

平地では冬が終盤にさしかかった2月。登山に行きたいものの標高のある山はまだ真冬の様相。雪山登山の準備は大がかりなのでどうも気分が乗らず、手軽な里山登山でリフレッシュでもしようと考えました。そうなると冬でも温かくて低山の多い千葉県の房総半島が頭をよぎり、その中で楽しそうな山はないかと情報をサーチした結果、房総のマッターホルンというなんともキャッチーな異名を持つ山を特定。過去には事故もあったようですが、子供にも多く登られている様子からしても、我々が行っても大丈夫そうな山だと判断しました。

麓から見える伊予ヶ岳の岩峰

伊予ヶ岳(いよがたけ)は千葉県南房総市にある標高336.3mの山で、関東百名山にも選ばれています。千葉県内で唯一「岳」がつくこの山の頂上付近は岩峰となっており、「房総のマッターホルン」だけでなく「安房(あわ)の妙義山」とも呼ばれているようです。もともとは西日本の最高峰である四国の石鎚山の別名である「伊予の大岳」から名付けられた山だということで、たしかに石鎚山の岩峰を連想させる雰囲気がありますね。

麓の平久里天神社から1時間未満程度(約1㎞)で山頂に立てる手軽さながらも、山頂手前の鎖場のスリリングな様子も楽しめるという、心と体に気持ちよく負荷をかける登山が楽しめる山ということで結構な人気があるようです。駐車場は平久里天神社の脇に10台強のスペースがあり、公衆トイレもあってありがたいです。電車の場合はJR内房線「岩井駅」からバスで最寄りのバス停までアクセスするかタクシーを利用すると良いとのこと。

左手に見える鳥居をくぐると平久里天神社

神社(左手)の右奥に10台強の駐車スペース

登山口から東屋へ

神社の左脇を通る林道から登り始めると、よく整備された登山道へと続いていきます。しばらくはなだらかな登りが続くのですが、次第に整備された階段が続くようになります。人口の階段というのはなぜか足にきます。おそらく毎歩の感覚が決められてしまうので、それに無理に合わせることで足が疲れてしまうんだと思います。娘も階段嫌いと文句を言いながら登っていきます。

  

つづら折りの階段をしばらく進むと、斜面に岩肌が見えるようになり、なんとなく岩峰が近いような雰囲気になってきたと思ったら、すぐ目の前に東屋が現れました。東屋の右側にあるテラスのような場所で栄養補給をしながら少し休憩します。

東屋(あずまや)に到着

岩峰を登り山頂へ

東屋の正面には、急斜面が続くことについての注意喚起の看板が立っており、少し先には2023年4月に滑落死亡事故が起きたことを知らせる張り紙がありました。この事故は子連れで訪れていた父親が滑落されて亡くなったそうです。詳細までは分かりませんが、同じ父親としてどのような状況だったのかや、その後どうなったのかなど、ついついモヤモヤと考えてしまいます。残されたお子さんが元気に成長されていることを願ってやみません。

 

この山でヘルメットはやり過ぎだと思われるかもしれないのですが、何かあってからでは遅いです。滑落事故の情報で用心深くなっていたので、二人そろってヘルメット姿で岩に取り付きました。登り始めるとすぐに足の滑りやすさにを警戒します。登っていて難しいということは無いのですが、時折り滑りそうになる砂地の多さと、落ちたら止まらない形状に緊張しながら慎重に進みます。

たまに足がズルっと滑るのに緊張

クライミング慣れしていることが災いして(見た目が登りやすそうだという印象を優先して)、別の鎖が左へ迂回している場所で右へ進んでしまい、突き当りで登れなくなってしまった個所がありました。すぐに判断を変えて鎖の分岐まで戻りましたが、いけるだろうと無理やり進んだ場合は事故につながったことでしょう。戻って気が付いたのですが、黄色いペンキで矢印と「キケン×」と書かれていました(登ることに集中していて見えなかった)。ルートファインディングを間違えるなんて、アルパインクライマーとしてあるまじき失態です。

あれ? 行き止まり?

鎖に沿って左が正解(黄色い矢印があった)

行き止まりの手前に大きな×とキケンの文字

途中で岩場を下降してくる親子のグループ(子供2人連れたお父さん)に出くわしました。子供2人も連れてこの場所を下るとはなんという強者か。私は下りで子供をサポートしきる自信が無かったので、同ルートを下りたいと駄々をこねる娘をなだめて迂回ルートで下山しました(下山の様子は後述)。登りの険しさは親子グループとすれ違ったあたりから若干穏やかにはなったものの、鎖や残置ロープなどに頼った登はしばらく続きました。

急に目の前がぱっと開けて、山頂エリアにやってきたことを自覚しました。山頂である南峰は船のデッキのように先端が張り出していて、その露出感には若干の怖さすら感じました。余談ですが、ひと昔前まではロッククライミングで諸外国のビッグウォールにも登ったことがある私なのに、なぜか高いところがそんなに好きではありません。たぶん落ちるイメージがわくからなんでしょうね。高校時代にフェンシング部だったせいか、今でも何かの先端が自分を向いていると気分が悪くなるのですが、高所も先端も苦手なのは特定の感覚がアンバランスに発達してしまった弊害かもしれませんね。

  

迂回路からの下山

山頂からピストンで同ルートを戻りたいと駄々をこねる娘を説得し、迂回路から下ることにしました。登ってきた方向とは逆に、先に進むような感じでもう一つのピークである北峰方面へ歩き始めます。南峰から北峰まではほんの5分程度だったと思います。

南峰の奥へと進み北峰を目指す

南方には三角点の標石があるのみですが、さっきまでいた北峰が見えて良い眺めです。

北峰の三角点

北峰から南峰を眺める

下りはのんびりかと思っていたのですが、実際はロープを頼りに滑りまくる斜面を下り続けるという状況でした。岩峰をピストンで下るよりは長い時間をかけて歩くことになるのですが、安全性は圧倒的にこちらのほうが高いです。岩を下れなくてつまらなそうにしていた娘は、このズルズルの急斜面を楽しめたようですぐに笑顔に戻りました。

 

ロープを伝って斜面を下りきるとゆったりした歩きがしばらく続き、岩峰に取り付く前に休憩した東屋に戻ってきます。

ここでようやく本格的に休憩して湯を沸かし、いつもの「やすまるだし」でほっとします。(リンク👉「やすまるだし」の高橋商店

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東屋からの下りは最初の階段が膝にやさしくないかもですが、さっさと下れる登山道です。麓の神社に戻って無事の下山に感謝

ここは山バッジ無いの?」とやや残念そうな娘でしたが、十分に楽しめたようです。

次はどこに行こうかなぁ

ガク

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