【ユーコン川カヌー】Ep.4 写真編 ~ ユーコン遠征のフォトアルバム

目次

ユーコン遠征のフォトアルバムを速報記事として紹介

こんにちは、がくんちガクです。

カナダ・ユーコン準州でのカヌーツーリングは無事終了し、メンバーは各々のスケジュールで日本への帰国が完了したところ。直行便で真っ先に帰国したはいいが、財布と鍵をなくして途方にくれたメンバーや、バンクーバーで観光を堪能して韓国経由で帰国したメンバーなど様々だったが、全員がもれなく時差ボケの毒牙にかかっていることは共通している。「【特集】ユーコン川カヌー」の本編記事についてだが、執筆に着手できるのはしばらく先になりそうなので、まずは速報的にショート動画による本編動画の予告編ブログ記事によるフォトアルバムを作っておこうと考えた。
🔶 がくんちユーコン編のショート動画(予告編)👉 こちら

言うまでもなく、動画の「オタマトーン姉妹」は水曜どうでしょうのバンジョー兄弟を真似たものだが、これは最終キャンプで思いついたディレクター兼カメラマンであるガクの悪ふざけ。ノリノリで付き合ってくれたやまとさんあっちゃんには感謝したい。

ユーコン川下り遠征の4人(詳細プロフィールは過去記事へ👉こちら

ガク

やまとさん

みやちん

あっちゃん

「【特集】ユーコン川カヌー」の過去記事へのリンクはこの記事の最下部へ(👈クリック)

テスリン川~ユーコン川の370kmは頑張って漕ぐ距離だった

テスリン湖の下部近くにあるJohnson’s Crossingからテスリン川へと出艇し、途中でユーコン川へと合流しながら目的地のCarmacksの町を目指す370kmの旅だったが、一日約50km漕ぐ計算で5月30日から6月6日の8日間パドリングし、6月7日に車でピックアップしてもらうという計画で進めた。

Whitehorseの東にあるJohnson’s Crossingからテスリン川経由でCarmacksへ。変化に富んだテスリン川では美しい自然が満喫できる。

数字的にはすべて計画通りに進み、無事に6月7日にホワイトホースのホテルに戻ったわけだが、この数字を達成するためにはけっこう頑張る必要があった。ユーコン川下りといえば、雄大な流れをそれほど必死に漕がずに漂流するイメージを持つ人もいるだろうが、そうしたければせいぜい一日30km未満にしておいたほうがいいだろう。

序盤から距離を稼いでリズムにのる(後半に慌てて追い上げるのを避ける)というのが我々の方針だったため、パドリングや川の状況に慣れる前から非効率に燃料を燃やし続け、一度こてんぱんにやられてから強くなるテレビのヒーローのように、序盤は全員ズタボロになって過ごした。2日目の朝に腕がもげそうだと言ってテント内でシクシク泣いていたやまとさんは、まさにヒーローキャラ設定どおりの変貌を成し遂げて、終盤は強力なパドリングによるオラオラぶりを見せつけてくれた。毎日しっかり漕いでしっかり宴会を繰り返すという地道な修行が実った証拠である。

8日間も川旅をすれば色んなことが起こる。基本的にストレス耐性の高いメンバー達なので、仲間割れをするようなことはなかったが、様々な喜怒哀楽があったことは言うまでもない。これについては、本編記事を執筆する際に詳細に記したいと考えている。

ちなみに今回のトリップではたいへんお世話になった、カヌーガイド/カヌーレンタルの会社「KLONDIKE CANOEING RENTALS」のオーナー櫛田さんにはあらためてお礼を言いたい。一介のレンタル客にすぎない我々に対し、コスパの悪さを度外視してとことん付き合ってくれた。長い間やり取りをさせていただいたが、辛口なくせに面倒見がいい職人気質な兄貴であり、我らがユーコン遠征隊の中では「ツンデレ兄貴」として公式認定されている。

撮影データを整理 ~ まずはフォトアルバムを作っておく

ユーコン遠征には、メンバー各自が持ち寄った様々なアクションカメラに加え、一眼レフ、コンデジ、スマホも含めると、実に15台近くの撮影機材が集結した。ガジェット好きにとっては、集まったカメラを見ているだけでも結構楽しいものだ。

左上段からOsmo Action 3、 Osmo Action 4、GoPro Hero 7、GoPro Hero 12、Insta360 Ace Pro、左下段から Insta360 One X2、Insta360 X3、Osmo Pocket 2

私の手元には、メンバーのカメラからコピーさせてもらった一部の抜粋データと、自分で撮影したものを合わせた膨大な量の素材が残った。今までタブレットのみで動画を作ってきた私には完全に手に余る量である。これには困った。とうとう高スペックPCを入手すべき段階に来たのだろう。趣味とは金のかかるものだとつくづく思う。

情報整理のためにも動画を先に編集したいので、ブログ記事に着手できるのがだいぶん先になりそうだ。そこで思いついたのが、データを整理するついでにフォトアルバム的な記事を書くということ。実際の本編記事はじっくり物語調に執筆したいと考えてはいるので、まずは素材整理の一環でフォトアルバム記事を書き起こすということは妙案に思えた。

ユーコン遠征 フォトアルバム

そんなわけで、以下のとおりフォトアルバムの整理をしてみた。時系列ではなく思いついたカテゴリーごとにまとめているので、特にストーリー性は考慮していない。写真の背景でどんなやり取りがあったのか想像してみてほしい。繰り返しになるが、詳しくは動画とブログ記事で紹介していく。

旅の始まり

ホワイトホースの中心地は写真の右端から左端までの徒歩20分程度に収まるくらいの大きさで、今回泊まったホテルは地図の右端のあたりの、スーパーや酒屋の近くという便利な場所だった。

ホテルで歓談しながら絵を描くやまとさん

 

Johnson’s Crossingにかかる橋 (テスリン川への漕ぎ出し地点であるJohnson’s Crossingは、ホワイトホースからは車で1時間半程度の距離にある)

 

パドリングと風景

バウマン(船首側の漕ぎ手)の背後から見る風景。

  

 

もう1艇のカヌーを眺めながら漕ぐ。たまに中洲の左右で別れてしまうことがあったが、そういう時は心細く感じる。仲間が視界にいるというのは心強い。

  

 

山火事の跡が随所に見られた。これだけ乾燥していると自然発火も多いのだろう。鷹ノ巣と命名された山は、しばらく殺風景だった景色にアクセントを加えてくれた。川下り中に3組だけ出会ったうちの1組が白いカヌーで写りこんでいる。

 

カヌーを停めて

最初はびくびくしてカヌーを着岸させていたのが、そのうち当たり前のことになってくる。

 

 

鮮やかな色のカヌーが水辺に映える

  

光が織りなす景色

白夜により夜遅くにかけて様々な光の反射が起こるので、写真を撮っていても楽しい。

    

個人的によく撮れたと思っている三枚の写真。三枚目はゴーストフレアが作った奇跡の一枚で、テスリン川を下り始めて55km付近にある中洲を写したもの。肉眼で見たときに、光に浮き出た1枚のリーフのような木が印象的だったのでシャッターを押した。

  

この4枚の写真は水に囲まれた中洲のキャンプ地から見た風景。肉眼で見た中では最も印象的なシーン…というか、とんでもない絶景で、我々のテンションは上がりまくった。

 

 

キャンプの様子

薪が乾いているので、ノコギリでも切りやすい。キャンプをするたびに、「ヒトは火を使うようになって社会文化的進化が急激に早まった」というのが真実であると妙に納得できる。

 

川旅の移動キッチンは、シェフ(料理長)のやまとさんとスーシェフ(副料理長)のガクという布陣。写真はガクの調理した一部の料理、親子丼(2枚目の写真)と、熊に怯えながら初日の23時過ぎに焼いた巨大ステーキ。 ガクの料理で大いに活躍した調味料はユーコン川を初めて下ったであろう「やすまるだし」と「伊予のみそ」。日本人の長旅には、だしパックと味噌が威力を発揮する(提供頂いた高橋商店ギノーみそには改めて感謝👈リンクあり)。至高のだしと甘みある麦みそが、限られた食材から生み出す絶品料理とは…? 動画をお楽しみに。

  

オタマトーンを奏でながら、夕日を眺めて酒を煽るオタマトーン姉妹。皆が頭に巻いている「えび寿司」は、富山の老舗で、富山方面で登山をする人たちご用達のお店。

 

ブルーシートやタープなどを自由自在に使いこなすのが山屋/沢屋と呼ばれる地べた族の人たちである。

  

ガクが毎日使用していたモンベルのシリーズと、良い感じにぶら下がっているオタマトーン、そして背中を花粉まみれにするみやちん。ちなみにグローブ選びは大切で、フィンガーレスタイプはおすすめできない。フィンガーレスタイプだったみやちんあっちゃん指先は乾燥で酷いことになっていた。

  

蒸気船の残された島(中洲) – Shipyard Island

川下り中にある唯一の観光地という感じの中洲。水曜どうでしょうでも登場していた。大自然の中でこういう場所に出くわすとなんだか楽しい。

  

  

みんなの長靴

長靴は田植えやガーデニング用のパッカブルなものを持参したのが良かった。やまとさんは長靴が荷物になることを嫌って、濡れる前提でネオプレーンシューズを使っていたが、やはり不快だった様子。長靴は履き口を閉じられるタイプがおすすめ。

  

釣り

グレーリング用に渓流向きタックル、パイク用にシーバス向きタックルを持参した。活性が低い時期(表層を追わない時期)だったためか、毛バリよりもルアーに軍配が上がった。

グレーリングは1時間程度で各自2~3尾ずつ釣って満足した。本編で改めて解説するが、ユーコンではキープできる魚の種類・サイズ・数などが水域ごとに厳密に定められている。

 

パイクはグレーリングを狙って偶然釣れたもので、全く想定外だった。様々な偶然が重なったのだが、それは本編で解説する。それにしても髪型が変だし(自分のこと)、白い長靴とワークマンの作業ズボンが鮮魚市場のオヤジにしか見えない。

 

動物たち

白頭鷲(ハクトウワシ)は川下り中に2度見ることができた。動画ではムースなども撮れているが熊は会わなかった…いや会わなくて良かった。全体的に動物が少ない印象だったが時期的なものだろう。

 

動物の水場と思われる場所には様々な足跡があったが、特に印象的だったのはムースの足跡とおそらくグレイウルフ(Grey Wolf)と思われる足跡だった(やまとさんの足跡もあったと言うが、私には見つけられなかったため写真無し)。

 

リス(1枚目)とビーバーは随所で見かけたが、ビーバーが木をかじり倒した跡が特に印象的だった。

  

やまとけいこデザインTシャツ(Foxfire)

さて、この男はどうして倒れているのでしょう… 答えは船酔い。スタンマン(船尾側)とバウマン(船首側)を交代して、バウマンをしてみたみやちんが船酔いし、それを冷静にスケッチするやまとさん。バウマンは水面に対して露出感があるためか、敏感な人は酔いやすいようだ。そういえば、過去にバスに乗って北岳に向かった時にも、酔ったみやちんがバスを停めて沢筋に消えていったことを思いだした。

みやちんが回復したところで撮影開始(実際にFoxfireから販売されているやまとけいこデザインのTシャツ)。ガクから一言「ユーコンを目指すみなさん、写真写りを考えて白い長靴はやめておきましょう…

やまとけいこ(インスタグラム)https://www.instagram.com/yamato_keiko/

 

やまとさんのTシャツに関するFoxfireの動画

旅の終わりに

いい感じに小汚くなってユーコンが似合うようになったガクと、オートキャンプ場(ゴール地点)でボロ自転車を借りて買いに行った地ビール

 

ホワイトホースに戻って洒落たディナーで最後の締め… と思いきや、地べた族が急に洒落っ気を出したところで、胃袋は満されず、ホテルへの帰り道にピザハットで買ったピザと激辛チキンとシナモンロールを爆食いしながら寝落ちするという締めくくりになってしまった。

    

どうだろう、少しは旅の雰囲気は伝わっただろうか。前述のとおり、まずは動画をまとめてからブログ記事にとりかかろうと考えているので、執筆の際には時系列に情報を整理して分かりやすくまとめたい。この先ユーコンを目指す方々のために、パイオニア的記事に仕上げられるよう努力したい(言い過ぎかな)。

(2024年7月現在 動画の1エピソード目を公開済み👇)

ブログでは管理者と読者による双方向のやり取りがしにくい印象はあるだろうが、ユーコンに関して質問がある方は気軽に問い合わせいただきたい。当サイトにYoutubeチャンネルとX(旧Twitter)のリンクもあるので、そちらへのコンタクトでもかまわない。

それでは近い将来、動画とブログで再開しましょう。

★がくんち – Gaku’s Base★

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「特集・ユーコン川カヌー」の過去記事はこちら👇
【ユーコン川カヌー】Ep.1 計画編 ~ カナダ・ユーコン川遠征を決定
【ユーコン川カヌー】Ep.2 情報編 ~ 現地ガイドと話して考えたこと
【ユーコン川カヌー】Ep.2.5 補足編 ~ ホワイトホース乗継便のお得な予約方法(2024年4月現在の情報)
【ユーコン川カヌー】Ep.3 修行編 ~ 野尻湖と犀川で初心者がカナディアンカヌーの武者修行

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